8回目はUSフロントライン回1月3週号USFLに入っています。
コラム8回目 は、このブログ内でお読み頂けます。
やさしく解説 ウェブマーケティング
レイア・ワークマン(ACE Inc.)
前回(1月1週号)は「ページランクと検索エンジンスパム」について説明しました。今回は、カタイ話題からちょっと離れて、少し息抜き。グーグルの検索エンジン以外の無料サービスを取り上げます。
フリーメール Gmail
まずはGメール。グーグルのフリーメール・サービスであるGメールは2004年の4月1日(エープリルフール)に発表されたため、当初は冗談かと思われていました(笑)。特徴は、それまでの常識を破る1GBの容量(現在は2GB以上)。また、マイクロソフトやヤフーのフリーメール・サービスより、うまくスパムを防ぎ、使い勝手も勝っていると思います。初期Gメールは完全紹介制だったため、ウェブ上のオタクたちは、「Gメール紹介状」を手に入れるのが自慢だったり、お金を出してまで、加入したがったりしました。
現在、アメリカ国内ではmail.google.comに行けば、グーグルが携帯電話に招待番号を送ってくれます。もしくはGメールアカウントを持つ友達から招待状をもらえば、誰でも簡単に加入できます。
無料の国際電話
チャットとインターネット電話が無料で使えるグーグルトーク。GメールアカウントとグーグルトークがインストールされたPCにヘッドセットを用意し、そこそこ速い回線(ダイヤルアップは駄目)さえあれば、誰でも無料で利用できます。日本にいる友達や家族との"国際電話"がタダなのです。まだベータ版とはいえ、音質はS k y p e(最近話題の無料電話サービス)と同等以上で、使いやすさも申し分なし。ちなみに我が社では、日本のクライアントさんとの電話で重宝しています。
共有機能付きカレンダー
無料で利用できるウェブベースの便利なグーグルカレンダー。特徴の一つは、個人やグループと予定を共有できること。キーワードや予定、名前を使ってカレンダー内を検索可能で、Outlookからの情報もインポート可。スケジュール管理には充分な機能を持っています。ただし、「すべての情報を共有する」に設定してしまうと、スケジュールが一般公開されるので、ご注意を。無料ただ
ほど高いものはない?
カタイ話題はお休みと言ったものの、やはりちょっとだけ触れてみます(笑)。
グーグルは、便利で素敵なさまざまなサービスを、なぜ"無料"で提供しているのだろうと思ったことはありませんか? 一つの答えとして、おそらくグーグルは、PPC(Pay Per Click/クリック課金型広告の略で、検索語に連動して表示させるテキスト広告)をより広範囲に表示したがっていると考えられます。
そして、コンピュータ業界のマイクロソフト離れを図っているという見方もあります。実際、グーグルは、ベータ版とはいえ、マイクロソフトのワードやエクセルに代わるウェブベースのソフト(Google Docs & Spreadsheets)も提供し始めました。現在のコンピュータ業界は、ウィンドウズなどOSから始まり、およそマイクロソフトの製品がないと満足な環境にはなり得ません。
グーグルは、マイクロソフトに依存しなくてもよい、ウェブベースの世界を展開しようしているのかも。
ブラウザさえあれば、誰でも快適かつ安価に各種サービスが使える環境を目指していると好意的な解釈もできますが、一方では、世界制覇をたくらんでいるとの見方もあります。どちらが正解か今は分かりませんが、展開を見ているのが、とっても楽しいです。
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