現在では、インターネットを閲覧する環境、デバイス(モニター)、画面解析度がとにかく多様化しています。以前であれば、時代毎に例えばWebサイトの構成を画面解析度800 x 600に合わせるとか、1024 x 760に合わせることで、大半のユーザーが見ている環境(画面解析度)に対応することが可能でしたが、現在はあまりにユーザーのインターネット閲覧環境が多様化し過ぎて、特定の画像解析度に基準をあわせてWebサイトを構築する、というようなことが、現実的に難しくなっている現状があります。
かといって以前から大手などがよくやっていた、モバイル専用サイトを、通常サイトとは別に構築するという手法も、色んな問題があり、そこまで普及はしませんでした。
従来のモバイル専用サイトの問題
モバイル専用サイトは、通常サイトの簡易機能版サイトという位置づけになるので、ユーザーからすると、使い勝手や得られる情報という面で、かなりストレスを感じることが多く、モバイル専用サイトがあると分かってはいても、スマートフォンの優れた表示機能を利用して、あえて多少見難いとしても、通常サイトの方を利用するというユーザーも多くみられたと思います。
また検索エンジン的には、通常サイトとモバイル専用サイトは、ミラー(重複)コンテンツになりやすく、リダイレクトも多発するなど、SEO的に色んな問題を抱えることになります。
ログ解析でも、コンテンツか2重化していることで煩雑になり、勿論、開発費的にも2重に嵩み、ページの更新・追加作業とったメンテナンス的にも、コストが嵩むことになります。
そこで近年登場したのが、レスポンシブWebデザインというWebサイトの構築手法なのです。